ぐうぐう猫たんのブログ

猫と古寺と湘南暮らし

【実家の片付け体験談・その1】突然やってきた実家の片づけは時間との勝負

地方に住む一人暮らしの義父は、賃貸の一軒家と倉庫に大量の荷物を詰め込んでいました。

遺品整理の専門業者さんにお願いして実家を片付けた記録の1回目です。

夫の実家の荷物が。。

数年前、地方に住む夫の父が入院。(義母はすでに他界)

医師からは、「今後、ひとり暮らしはできない」と診断され、当時賃貸の一軒家で生活していた父の家を、東京に住む私たち夫婦が片付けることになりました。

父の家が荷物だらけになっていたことは10年前からわかっていましたが、夫が何度言っても聞く耳を持たない状態で、荷物はどんどん増えていくばかり。

正直どうやって始末をつけるのかが、私たち夫婦の長年の重い課題でした。さらに自宅だけでなく、隣市に倉庫も借りていて、そこにも大量の荷物がありました。ちなみに、一軒家の賃貸は夫が保証人になっていました。

倉庫の荷物は、30年前、私がOL時代に使っていたような旧式の大きいパソコンや旧式のテレビが50台以上。(専門業者さんが数えるのを途中で諦めたほど)また小型発電機など、機械系の物がたくさんありました。

義父はこれをどこで手に入れて、どの位の期間、ここに寝かせておいたのだろうと思うものばかり。

一方の一軒家は、なにがあるのか判別できないくらいで、各部屋(和室4部屋と台所)とも床から天井までぎっしり段ボールが積まれている状態。

その段ボールを1個手に取れば、崩れてきそうな程です。かろうじて、ひとりが歩くスペースと布団1枚を敷けるスペースは保たれていました。

荷物が家の外にはみ出していませんでしたが、外から見て家の荷物がぎゅうぎゅうになっているのは明らかです。

こうなっている以上、素人の私たち夫婦では手に負えません。また一軒家も倉庫も賃貸なので、ゆっくり時間をかけてはいられませんでした。

片付け専門の業者に連絡

10年前から、いずれ専門の業者に頼まなければならない時が来るだろうと思い、ゴミ屋敷を片付けるとか、遺品整理のTV番組をよく見ていていました。

その中でも、とても印象に残っていた業者さんに思い切って電話をしました。
大阪にある「メモリーズ」という会社です。この会社の仕事ぶりは、私が電話をした翌年に、NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』で紹介されました。

事情をお話ししたところ、
「大阪からそちらに行くことは出来ないけれど、自分の会社でノウハウを学んだ元社員が、そちらの地域で同じ仕事をしているので紹介します。」
と丁寧に受け答えをしてくださいました。

ゴミ屋敷や遺品整理ならまだしも、中には孤独死の特殊清掃をしている会社です。

きっと我が家のように、とても困っていたり、不安に思っている人が多く連絡するからでしょうか。その受け答えは今でも心に残っていますし、少しホッとした気持ちになりました。

まもなく、紹介していただいた業者の方と連絡がとれて、翌日、自宅と倉庫の見積もりをしてもらうことになりました。