ぐうぐう猫たんのブログ

猫と古寺と湘南暮らし

【50代のマンション住み替え】その4 購入物件の内見記録

夫55歳、私51歳で初めて住宅(都内の分譲マンション)を購入。

6年後にそのマンションを売却し、2021年12月に神奈川県内の中古マンションに住み替えました。

間もなく訪れるシニア生活のため、アラ還夫婦が行った住み替えのあれこれを記録しました。

今回の記事は、二転三転しながら購入物件を決めるまでです。

購入物件を考え直す

先日内見したマンションの本契約の日時が決定されたにもかかわらず、私は毎月支払う修繕積立金の高さに納得できずにいました。

営業担当Sさんに、再度売主に物件価格の値下げ交渉をお願いしました。高い修繕積立金の元を取るため、本体価格を安くしてもらおうと。しかし返事は、150万の値引きを200万にしくれたものの、それ以上の交渉はできませんでした。

夫は変わらずに買う気でしたが、私の熱は一気に無くなりました。
「もう一度、冷静に考えよう。」
と提案し、夫婦ふたりで今後20年の修繕積立金の支払金額を計算。

このマンションを購入した場合、現在のマンションより数百万以上の修繕積立金を支払わなくてはならないことを確認しました。夫も納得してくれ、今回の物件の本契約は中止にしてもらいました。

住宅ローンの事前審査

翌週、新たな物件をネットで発見。

前回担当してくれたSさんの不動産会社とは違う会社が取り扱う物件でしたが、引き続きSさんに仲介をお願いして物件探しは再スタート。さらに、Sさんの不動産会社の提携銀行で住宅ローンの事前審査を申し込みました。

前回の反省を生かし、60歳過ぎてのシニア雇用契約であることから書類を多めに準備。

  • 昨年の源泉徴収票
  • 過去1年分の給与明細書
  • 印鑑
  • 運転免許証
  • 売却物件の媒介契約書
  • 現在借りている住宅ローンの残高表
  • シニア雇用契約

住宅ローンは私たちで直接銀行に申し込み(ネット銀行など)、手続きすることも考えましたが、提携銀行の優遇金利が良かったことや、60歳を過ぎてからのローンということもあったので不動産会社の提携銀行にお願いすることにしました。

不動産会社で3行に問い合わせをしてもらいましたが、融資してもらえそうな銀行は2行だったので、その2行に申し込み。1週間ほどで2行とも事前審査が通りました。

融資内容は、

  • 完済時の年齢が80歳の18年ローン
  • 二重ローンを避けるため、1年間まで金利のみの支払いに出来る猶予期間を設ける
  • 所有しているマンションを売却し、住宅ローンの残債を一括返済した残りの代金は、新しい住宅ローンの繰り上げ返済に充てる

といったものでした。

住宅ローンって、大変だね。

内見が続く

銀行の事前審査が通り、資金の目処がついたので、引き続き新たな物件の内見に。

1件めは私たちの希望の価格内で、築2年ですが徒歩10分強の物件でした。

そのマンションには、私たち夫婦と営業担当Sさん、売主の不動産仲介会社の営業担当者の4人で伺いました。大人4人でお邪魔するというのは、在住中の売主さんは大変そうです。小さいお子さんを抱えた奥さんが在宅していて、部屋はきれいに使用されていました。

部屋を案内されながら、
「自分たちもこうして売らなければならないんだ。」
と、重ーい気持ちに。

この物件自体は良かったものの、やはり徒歩5分圏内を条件にしているので、踏ん切りがつきませんでした。

ただ、この内見を通して感じたことは、
空室にしてからの売却でなくても良い。」
ということでした。

前住人がどんな方か。どんなふうに生活しているかが分かるのは、悪いことではありませんでした。実際、この物件は案内してれた奥さんと部屋の印象がとても良かったので、駅近の条件さえクリアしていれば購入していたかもしれません。

反対に、立地だけは変えられない。ことも改めて思い知らされました。この物件はまもなく売却されたようで、不動産サイトから消えました。

2件目は空室で、同じ築浅。
「なぜ、築浅で売りに出されるのだろう?」
と不思議ですが、築浅とまではいかないにしても、我が家も同じ。

それぞれの事情があるのしょうが、必ず売却の理由は営業担当者に聞きます。
1件目は、戸建てへの住み替え。そしてこのマンションの所有者は、「北の国」へ移住されたとのこと。

最終的に、私たちはこのマンションを購入するのですが、所有者は本当に「北の国」から本契約に来られました。

私はこの2件めが気に入ったのですが、希望価格より数百万高くて手が届きません。

一方、夫は前週お断りしたマンションにまだ未練あり。この夫婦の話し合いにSさんも入り、結局、翌週改めて夫の希望する一度お断りをしたそのマンションを再度内見することになりました。

二度目の内見の築10年のマンションは、食洗機は交換の時期、給湯器の交換もまもなくであろう、など私には、もう悪いところしか目に入りません。
さらに、空室になって半年以上なので売れ残りの印象があります。

夫は未練があったようですが、ふたりとも納得しない限り購入には進めません。再度、正式にお断りしました。

二転三転!住み替えは難しい!

これでマンション探しは一旦休止かと思っていたところ、私が気に入っていたマンションが値下げに!

 

どれにするの?

購入物件決定!

ただ、値下げされたといってもまだ希望価格よりは上でした。

しかし、

  • 管理費と修繕積立金が現在のマンションと同じ程度
  • 自走式駐車場(所有しているマンションが機械式で、懸念材料だった)
  • 最寄り駅から徒歩5分以内(わが家は車を所有していないので、この条件は必須)
  • 中層階で日当たり、眺望良好
  • 近くに病院、スーパー有り!

というマンションだったので、申込書を出すことに!

ただ、夫は他者に取られてしまうことを心配して値下げ交渉をせず、このまま購入しようというのです。わたしは当然のことながら、端数の部分くらいは交渉するつもりでしたが。

実際、他にも内見者があったので、値下げ交渉をしている間に契約されてしまうかもしれません。結局、値引き交渉することなくこの物件に申し込みました。

翌日には売主から承諾の返事。
住宅ローンの事前審査に通っていたことから、バタバタと話は進み、本契約日は1週間後に決定!

ということは、私たちは「買い先行」になったのです。

物件の購入が先になる「買い先行がいいのか、持っている物件の売却が先になる「売り先行がいいのか、二人で話し合っても結論は出ず、「同時進行」でここまで来ました。

気に入った物件が見つかったことは嬉しかったけれど、物件価格は予算オーバー
退職金を食い潰さないよう、ここからはお金のことをシビアに考えていかなければなりません。

小心者の私としては、
「自分たちのマンションが売れなかったら、どうしよう!」
と、熟睡できない日々が始まりました。

しかし、いいこともありました!!私たちのマンションを内見したいというお客さんが、ついにやってきました。