ぐうぐう猫たんのブログ

猫と古寺と湘南暮らし

【50代のマンション住み替え】その3 売却物件の専任媒介契約を結びました

夫55歳、私51歳で初めて住宅(都内のマンション)を購入。

6年後にそのマンションを売却し、2021年12月に神奈川県内の中古マンションに住み替えました。

間もなく訪れるシニア生活のため、アラ還夫婦が行った住み替えのあれこれを記録しました。

今回の記事は、所有するマンションの売却手続きと、購入物件探しを始めた時のことです。

専任媒介契約を結ぶ

わが家の売却活動をすることになる不動産会社の営業担当者Eさんがやってきました。

すでにこのマンションを売却した経験があるので、間取りやマンションのゴミ置き場、駐輪場が不足していることも把握しています。

確認するのは、わが家の部屋がどの程度汚れているか、壊れた箇所はないか、のためで、これまで来た不動産会社とは明らかに違っていました。

私が捨てて後悔していた、このマンションの販売時のパンフレットのコピーも持参していました。

何ら問題は無いのですが、お話してみると私との相性が良くありませんでした。Eさんは一生懸命なタイプなのですが、私と話がうまくかみ合いません。

私は契約を結ぶかは迷いましたが、夫は平気だというし、
「契約は3ヶ月だから、成約しなければ他の会社にしよう。」
ということになり、Eさんの会社と契約することに。

媒介契約と言っても、「一般媒介契約」、「専任媒介契約」、「専属専任媒介契約」とあります。わが家は売却をスムーズにしたかったので「専任媒介契約」を選択しました。

お客さんは苦手のわが家の保護猫「むぎ」

売却価格を決める

ここで売り出す価格を決めます。

これまで来た3社の営業マンもそうでしたが、不動産会社からはっきりした数字は出されませんでした出されたとしても、数百万の幅。さらに、どちらかというと高めの査定価格

世間で言われるように、まずは高い価格を提示して契約を取り、売り出し後に価格を下げていくというのはどこの不動産会社も同じようです。

ただ、このマンションは大規模なので、これまで売り出されてきた価格を思い出せば、わが家の売れそうな価格は見当がつきます。

今回、わが家に来たEさんには、
「私たちはこの物件を早く売却して新しい物件探しをしたいから、チャレンジ価格と言われるような高価格は付けなくて構わない。」
と伝えました。

Eさんからは、
「値下げ交渉を考えて端数を付けたり、100万単位で上乗せした方が良いでしょう。」
とのアドバイスがあって、結局、
売却できそうな価格に、値下げ交渉されても対応できる金額を上乗せした価格
で売り出すことにしました。

契約が終わるとEさんが、
「取りあえず、私が写真を撮ってネットに掲載します。専門の写真屋が後日、撮影し直しますから。」
と言って、わが家の写真を撮って帰っていきました。

なんとなく部屋を整えていたものの、素人が撮影した写真がどんな風にネットに掲載されるのか。

ドキドキしながら待つこと数日。。。案の定、生活感満載の写真でした。

1週間後、小物を全て隠して、家の照明を全部付けて明るくし、専門の写真屋さんが撮影。

数日後、SUUMOなどの不動産検索サイトに、わが家の写真が無事に掲載されました。

部屋の写真撮影は、小物を隠すこと、部屋を明るくすることがポイントです

また、マンション売却の本にレインズ(不動産流通標準情報システム)でも確認するように書かれていたので、それもチェック。

後は、購入希望者を待つだけになりました。

当時のわが家

再び、物件探しをスタート!

無事に売却の媒介契約をしたことから、再び物件探しをスタート!

住み替え候補地の前後2駅にも範囲を広げて、毎日のようにネットで検索。

そして、前回訪ねた不動産会社のひとつ次の駅に希望の物件を発見。この駅は、前回訪問した帰りに買い物のために寄ってきた駅でした。

再開発されたエリアで、道路や歩道にゆとりがあり気に入った土地です。

早速、このマンションの内見がしたいと思い、取り扱っている不動産会社に連絡。

その週末、3ヶ月間のお付き合いとなる不動産会社の営業担当Sさんと、そのマンションの前で待ち合わせました。

Sさんは私が必要とする情報をスムーズに持ってきてくれるタイプの人でした。

不動産売買において、営業担当者との相性は大事です。

ということで、初めての内見!

内見したマンションは築10年、平米数や間取りは現在のマンションとほぼ同じ。空室なので、遠慮なく隅々まで確認ことができます。

部屋は壁紙、食洗機、コンロの交換などリフォームは必要に感じましたが、車を所有していないわが家にとって、駅近という条件があっていました。

しかし低層階のため、前に建つマンションの駐車場が見えることは気掛かりでした。。。

販売価格か、修繕積立金

さらに問題が。。。それは修繕積立金の高さでした。

Sさんがマンションの管理組合に今後の修繕積立金の金額を尋ねてくれたところ、翌年から現在所有しているマンションより月額10,000円以上高くなることがわかり、今後の値上げ幅も高いとのこと。

物件価格は私たちの希望内だけれど、今後の年金生活を考えると毎月の修繕積立金が高額なのは払い続けられるか不安です。

すると、Sさんから価格交渉を提案されました。
「これが、値下げ交渉!」
「わが家のマンションの売り出し価格を決めた時に、聞いた話だなー。」
と思っていると、

Sさん「200万の値下げ交渉をしませんか?」
私「いきなり、200万?」
夫「その金額ならいいんじゃない。」
と、夫が取りあえず申込書に記入。

申込書に強制力はないとはいえ、私は修繕積立金という不安を抱えたまま。

返事を待っていると、翌日、
「150万の値引きならOKだそうです。」
とSさんから連絡。

夫は価格が下がったので買う気満々。
夫に押し切られる形で、本契約の日時が決定されました。