ぐうぐう猫たんのブログ

猫と古寺と湘南暮らし

【実家の片付け体験談・その2】遺品整理の専門会社にお願いすることにしました

地方に住む一人暮らしの義父は、賃貸の一軒家と倉庫に大量の荷物を詰め込んでいました。

遺品整理の専門業者さんにお願いして実家の片付けをした記録の2回目です。

片付けの見積もり

片付けをお願いする業者Gさんと待ち合わせ、賃貸の一軒家と隣市にある倉庫を回りました。

驚いたのは、こんな状態の家でもGさんはどんどん家の中に入って行くところです。専門なのだから当たり前なのですが、最初二の足を踏んだ私たち夫婦とは大違い。

Gさんによれば、これまでの経験でも3本の指に入るくらいの量だということでした。それはその通りだと思います。

きれいに積まれている荷物だけど、6畳(多分?)の和室が、荷物で上から下まで隅から隅まで埋め尽くされていて、それがひと部屋、ふた部屋ではないのですから。

見積りはすぐにいただき、
「相見積りしていただいても構いません。」
といっていただきましたが、Gさんの誠実な対応を見て、その場でお願いしました。

見積り金額には驚愕しましたが、荷物の量から考えると仕方ないのかと。その覚悟はしていたし、そのためのお金を用意しておいたので。ただ、それだけでは足りませんでしたが。。。

お金のことはショックでしたが、それより何より、これが片付けられるという安心感が大きかったのが事実です。

火事を起こしたらどうしようとか、近所の迷惑になったらどうしようとか、万が一、私たち夫婦が先に逝ってしまって、残された子どもたちにこの始末をつけさせることになったらどうしようかとか、考えなくてもよいような不安まで抱えていたので。

私たちは遠方に住んでいるので、すべてをGさんにお願いして、片付けは始まりました。

片付け開始

片付けをお願いして、4日後に連絡がありました。
「倉庫の片付けが終わりました。」
100台以上のパソコンや、100台以上のTVや、大きな機械類が?

それでもGさんは、
「思ったより1日余計に掛かった」と。

倉庫といっても、工場の2階部分を借りていて、エレベーターなどがない狭い階段を下ろすのに手間取ったそう。

男性3人での作業だったというのですが、義父はどうやってあれらをひとりで2階まで運んだのか?どうでもよい疑問ですが、それだけの執念のようなものを感じずにはいられませんでした。

TV番組でよく見るゴミに固執するかたくなな住人を思い出しました。そういう人にも家族がいるけれど、たいがい家族の言うことは聞きません。

TV番組を見ている人は、
「どうして家族がいるのに、ああなるの?」
と思うでしょうけれど、私たちはそういうご家族の苦悩はとてもわかります。

倉庫の片付けが終わり、次は自宅の片付けですが、これが大変でした。